病室の床面管理にウレタンコーティング

突然ですが、みなさんの病院の病室、床のワックスは無事ですか?

光沢感がなかったり、触るとガサガサしていたりしたら要注意。

「床面の消毒は、感染対策上重要ではない」と一般的には言われていますが、

その前提にある、洗剤拭きである程度の衛生が担保できる、という状況を支えているのが、床のワックスです。

これは、テーブルにこぼれたコーヒーと、洋服にこぼれたコーヒーのどちらが取り除きやすいか、

ということを考えると、表面をツルツルにするワックスの重要性がわかりやすいですね。

とはいえ、病室のワックスは管理が大変。。。

ニオイや乾燥時間の関係でベッドの移動が必要だからと、

スケジュールとにらめっこしてようやく「この日なら!」という日が見つかっても、

突然の入院でダメになってしまったり。

それが何十、何百部屋とあるわけですから、維持するのはとても大変です。

新日本ビルサービスではそのようなお困りごとを抱える病院様に、

頻繁にワックス清掃に入る必要のない、ウレタンコーティングの導入をオススメしています。

ちょうど、新築工事中にウレタンコーティングを導入し、

3年間、ワックス清掃に入っていない病室の床はこんな感じです。(研修中の写真で失礼……)

 

反対に、同じ建物で工事中は物置になっていたために、ワックスしか施工できなかった病室の

3年目(先述のような理由でワックス清掃回数0)はこんな感じです。

黒いですね……さわるとガサガサしていました。(そして3年放置で黒くならないウレタンコーティングってすごい)

ワックスが傷つき、そこに汚れが入り込み……

日常清掃で使用しているフラットモップではとうてい太刀打ちできません。

ぽつぽつと白いところがあるのは、どうしても気になる汚れがついてしまった際に、

定期清掃用のパッドで洗浄したところ……もはや日常清掃の域を超えている……

そんな悩みの種になっていた病室が、やっと1日空いた日があったので、

ここぞとばかりにウレタンコーティングを施工させていただきました。

施工中の風景:古いワックスの剥離

 

施工中の風景:ウレタンコーティングの塗布

 

施工完了後の床の状態!

色もさることながら、光の写り込み方が全然違うのがわかりますか?

下の画像だと、より違いがわかるかと思います。(左:施工前 右:施工後)

※下1/3くらいは廊下の床です。

これが、床面の衛生を陰ながらに守ることができるワックス面の光沢✨

みなさんも、床面の衛生管理について、ワックスという観点から考えてみませんか?